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お口の豆知識 TRIVIA

子どもに食育指導が必要なのはなぜ?やらないリスクは?


五泉市駅前の浅井歯科医院では、一般的な歯科治療だけでなく子どもの食育指導にも力を入れています。


歯医者さんがなぜ子どもの食育指導を行う必要があるの?と疑問に感じる方も少なくないことかと思います。しかし、食育は子どもの健やかな発育に欠かせないものであり、それはお口の健康も例外ではないのです。


そこで今回は、なぜ子どもに食育指導が必要なのか、また食育指導を行わないことでどのようなリスクが生じるのかについて、わかりやすく解説します。


小さなお子さんがいらっしゃる保護者の方は、このコラムを参考にしてみてください。


▼子どもに食育指導が必要な理由


【全身との関わり】

なぜ子どもに食育指導が必要なのか。まずはその疑問に対して、全身の健康面からお答えします。


◎栄養バランスの確保

子どもたちが毎日食べている食事は、子どもの骨や筋肉、皮膚などを作る材料となります。特に成長期のお子さんは、たくさんの栄養を必要としており、その材料がアンバランスになると発育を妨げてしまうこともあるのです。


早期に食育指導を開始していれば、栄養バランスの良い食事が摂れるようになり、心も体も健やかに成長していくことでしょう。


◎病気の予防

正しい食生活を身に付けると、免疫力が向上して、細菌やウイルスに負けない強い体が出来上がります。食育には、そうした全身の病気を予防する効果も期待できるのです。


◎学力や集中力の向上

栄養バランスの良い食事を適切な方法で摂取していると、脳の機能も向上します。勉強や遊び、スポーツへの集中力が高まり、お子さんの能力が全般的に向上していくことでしょう。


【お口との関わり】

食育指導というのは、単に栄養バランスの良い食事の摂り方をアドバイスするのではなく、“食べ方”の指導にも重きを置いています。具体的には、次のようなポイントが指導されます。


◎良く噛んで食べること

食事の際に良く噛んで食べることは極めて重要です。現代の日本人は、毎日が忙しいということもあり、数回噛んだだけで飲み込んでしまう方が多いです。


食事の時間を短縮することで、勉強や仕事の時間を増やすことが可能となりますが、お口や体の健康にとってはデメリットが大きいことを改めて強調しておきます。


とりわけ子どもの場合は、顎が発育途上にあることを忘れてはいけません。そこでひとつの目安となるのがひと口15回の咀嚼です。食事の際に、食べ物をひと口分入れるたびに、15回程度の咀嚼をすることで、唾液が十分に分泌されるとともに、顎の筋肉も鍛えられます。


食塊も小さくなるため、消化で胃や腸にかかる負担も最小限に抑えられることでしょう。


◎左右均等に噛んで食べること

これは毎日の食事でしっかり意識しながら習慣化できるといいでしょう。子どもを観察していると、右か左どちらか一方で偏った咀嚼をしていることが多いため、左右均等にしっかり噛んで食べることを意識させるようにしましょう。


左右どちらかに偏った咀嚼は、顎の筋肉の発育にも偏りが生じます。


◎足をブラブラさせた状態で食べない

皆さんにも一度、体験していただきたいのですが、足が床についていない状態で食事をするとしっかり噛むことが難しくなります。


食卓の高さやお子さんの身長によっては、どうしても足がブラブラした状態となってしまうかもしれませんが、その場合はステップ椅子を使用するなどして調整してあげましょう。食事の時は、足が付いた状態で、首と背筋を伸ばすことが大切です。


▼子どもに食育指導をやらないリスク


子どもに適切な食育指導を行わないと、以下に挙げるようなリスクが生じる可能性があるため、十分な注意が必要です。


  • 体の成長が遅れる

  • 病気にかかりやすくなる

  • 運動が苦手になる

  • 勉強に集中しにくくなる

  • 上下の顎のバランスが悪くなる

  • 歯並び、噛み合わせに問題を抱える

  • 口呼吸になる

  • 発音、滑舌が悪くなる


五泉市駅前の浅井歯科医院では、特に後半のお口にまつわるリスクを解消するために、管理栄養士による食育指導を実施しております。


ミルクや離乳食の与え方、離乳食をやめるタイミングなど、早い段階からの食育指導も行っておりますので、お子さんの食事の摂り方や顎の発育、歯並びなどに不安がある方はいつでもお気軽に当院までご相談ください。


▼まとめ


今回は、子どもに食育指導が必要な理由と食育指導を行わないリスクについて解説しました。


食育は、お子さんの健やかな発育に欠かすことのできないものです。正しい食事の摂り方を学ぶことで、今現在のむし歯のリスクはもちろんのこと、将来的に歯並び・噛み合わせが悪くなるリスクも軽減できるようになります。


実際お子さんにどうやって食育指導を行えばいいかわからないなど、ご不安な点がある方は、ぜひ浅井歯科医院までご連絡ください。

浅井歯科医院
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