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お口の豆知識 TRIVIA

歯科における管理栄養士の役割とは?


近年は、管理栄養士の資格を持ったスタッフが在籍する歯科医院が増えてきています。歯科医院は、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手が従事する場なので、「なぜ管理栄養士が必要なの?」と疑問に思われる方も多いことでしょう。


そこで今回は、歯科における管理栄養士の役割について、実際に管理栄養士が活躍している浅井歯科医院がわかりやすく解説をします。


▼そもそも管理栄養士とは?


管理栄養士とは、栄養に関する専門知識と技術を持った職業で、栄養管理、栄養指導、給食管理を行います。


国家資格のため、国が指定した教育機関で一定期間勉強し、国家資格に合格しなければなりません。管理栄養士が働く場所としては、学校や企業の食道、病院や福祉施設などが挙げられます。今回のテーマである歯科医院もその中のひとつに入ります。


▼お口は全身の健康の入り口


体内に入る多くのものは、お口を経由します。風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎の原因となるウイルスや細菌は全身の健康を害するものですが、健康な体を作る栄養素もお口から入ってくるのが基本です。そのサポートをしてくれるのが管理栄養士なのです。


特に乳幼児期のお子様の食事内容や食事の摂り方は、全身の成長・発育に直結する重要なことなので、栄養管理・栄養指導のプロフェッショナルである管理栄養士のサポートを受けることで、よりよい成長・発育を目指すことができます。


歯科的な観点からは、食事の内容や摂り方によって、歯並びや骨格、口腔周囲筋の発達に大きな影響を及ぼします。それだけに、歯科医院では管理栄養士による食事指導や食育指導を取り入れる歯科医院も増えてきています。


つまり、歯科医院においても管理栄養士が果たす役割が高まっているのです。


▼歯並びや骨格の発達に影響を与える食事とは?


管理栄養士が推奨するのは、栄養バランスが整った食事ですが、お口の健康という観点を加えると、それだけでは不十分です。


例えば、どんなに栄養バランスが良い食事でも、それが極端にやわらかく、歯ごたえのないものだったら、歯や顎の骨、お口周りの筋肉に適切な刺激が加わらないからです。


ご高齢の方がたくさんの歯を失うことで顎の骨が痩せて、やわらかいものしか噛めなくなり、口腔機能が衰えていく症状は、皆さんも見聞きしたことがあるかと思います。乳幼児期のお子様にやわらかいものばかりを与えていると、それとは逆の現象が起こるのです。


そうすると、始めから食べ物をしっかりと噛める歯や顎の骨、お口周りの筋肉を獲得することができず、食べる・飲み込む・しゃべる・呼吸する機能が十分に発育しない「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」という病気を発症します。


その結果として、顎の骨が小さい、歯並びがデコボコ、上下の歯列が正常に噛み合わないなどの目に見える症状も引き起こしていくのです。


▼歯科における管理栄養士の役割について


このように、乳幼児期の食習慣は、お口の正常な発育にも極めて大きな影響をもたらすことから、歯科医院での管理栄養士による食事指導や食育指導も重要な意味を持つようになります。


歯科医院に在籍している管理栄養士は、お口に関する知識も豊富ですし、何より歯科診療を受けた後の食事指導・食育指導となることから、患者さんも実用的な知識として学びやすいことかと思います。


こうしたことから、近年は歯科における管理栄養士の役割が注目されるようになってきています。


▼食習慣サポートアプリ「もぐもぐ日記」


五泉市駅前の浅井歯科医院では、患者さんの食習慣をサポートする「もぐもぐ日記」というアプリを活用しながら、管理栄養士による食育指導・食事指導を行っております。


もぐもぐ日記は、スマホで毎日の食事の写真を撮って、いくつかの情報を入力するだけで、食習慣を4タイプに判定するアプリです。当院ではその情報を共有した上で、食習慣をアドバイスさせていただいております。


▼まとめ


今回は、歯科における管理栄養士の役割について、五泉市駅前の浅井歯科医院が解説しました。


お口は全身の健康の入り口であり、食べる・飲み込む・しゃべる・呼吸するなど生きていく上で欠かすことができない機能を担う部分でもあるため、正常な発育が求められます。


歯科における管理栄養士は、食事指導や食育指導を通して、口腔機能の正常な発育をサポートしてくれる頼もしい存在といえるでしょう。そんな管理栄養士による指導も受けられる歯科医院をお探しであれば、五泉市駅前の浅井歯科医院までお気軽にご相談ください。

浅井歯科医院
歯科医師
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